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「日本語教育の参照枠」ができます

更新日:2022年3月31日

 2021年10月12日、文化庁の「日本語教育の参照枠」報告が公表されました。日本語ボランティア(地域日本語教育)も関係のあることなので、お知らせしたいと思います。


<日本語教育の参照枠>報告


 <日本語教育の参照枠>は、日本語学習、教授、評価のための包括的な枠組みで、つまり簡単に言うと、日本語能力のレベルを示したものです。これまで、日本語能力試験やほかにも様々な日本語能力を測る尺度がありました(今もあります)。<日本語教育の参照枠>は、その中では国際交流基金の「日本語教育スタンダード」と同じようなもので、日本語を使ってする行動がCan-doで表されています。これまでのものは全て民間機関によって作られてきたものですが、今回初めて国が日本語教育についての基準を定めるということになると思います。

 日本語ボランティアには関係ないな~と思われるかもしれませんが、そうではありません。この<日本語教育の参照枠>は、学校で勉強している外国人のためだけではなく、国内外問わず、すべての日本語を勉強している外国人や日本に住んでいる外国人(正確には、外国につながる人々)、そして、その人たちに関わるすべての人たち(日本語ボランティアも含めて)が参照するべきものとされています。

 ここには、理念につながる言語教育観が示されており、これは日本が国として、外国人が日本語を身につけるとはどういうことかをはっきりと提示したということだと思います。


 <日本語教育の参照枠>の言語教育観の三つの柱


1.日本語学習者を社会的存在として捉える

2.言語を使って「できること」に注目する

3.多様な日本語使用を尊重する


    「日本語教育の参照枠 報告」R3文化審議会国語分科会 p6


 この3つがどういうことかを、ここでは説明しきれませんので、ぜひ一度、20ページぐらいまででも、目を通してみるといいのではないかなと思います。

 国はここ数年、地域日本語教育にも本腰を入れ始めました。今後、日本語ボランティアのわたしたちにも、いろいろな影響が出てくるのではないかと思います。知っておいて損はないかな~と思うのです。


(山)



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