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文化庁「令和元年度 国内の日本語教育の概要」が公開されました。

更新日:2020年10月10日

みなさんの日本語教室にも毎年、文化庁からアンケート調査「日本語教育実態調査」の回答依頼があると思います。今年も昨年度の調査結果が公開されました。


<令和元年度 国内の日本語教育の概要>


国内で日本語を勉強している人は、約27万8千人。そのうち、日本語教室で勉強していると思われる人は、25.8%です。(任意団体、国際交流協会、地方公共団体の割合)

日本語を教えているとされる人は約4万6千人。そのうち、日本語教室でボランティアをしている人は50.3%です。(任意団体、国際交流協会、地方公共団体の割合)

教育機関・団体は2542です。そのうち、日本語教室は42.4%です。(任意団体、国際交流協会、地方公共団体の割合)


また、令和元年6月末の在留外国人数は、約283万人です。この中には日本語の勉強をする必要がないくらい日本語に慣れている人もいると思います。ですが、国内で勉強している人は約27万8千人です。在留外国人数の1割以下ですね。9割の人が日本語学習が必要ないのでしょうか。


推移を見てみると、在留外国人数は、平成24年には約203万人でしたが、令和元年には約283万人で、約80万人増加しました。日本語を勉強している人は、平成24年の約13万9千人から令和元年の約27万8千人で、増えたのは約13万9千人です。

国内で日本語を勉強している人も増えたけれど、日本に住んでいる外国人数を考えると…。

ちなみに、80万人とう数字は、日本の中では佐賀県と山梨県の人口がそれぞれ81万人ですから、佐賀県や山梨県の人口に相当する外国の人たちが8年間に新たに日本にやってきて住んでいるということになります。

(都道府県人口・面接・人口密度ランキング https://uub.jp/rnk/p_j.html)


みなさんは、これらのデータからどんなことを感じるでしょうか。

(山)

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